呉清源を描く映画

                                                長 俊次


求道者
呉清源


映画は呉清源が日本へ渡航してから、数々の試練に会いながら、
つねに求道者としての姿勢を貫いて生きた人生を描いている


呉清源の
立場

彼が来日したころは日本が中国を侵略しつつあった時期であり、
彼の立場はきわめてデリケートなものだった。

しかし、
当時の日本の棋士達は彼を暖かく迎え、
ともに囲碁という優れた競技の技術向上に努めていった。


配役
配役

呉清源の大役を演じているのは、チャン・チェン
である。
常に寡黙で求道者的な呉清源を好演している。

瀬越憲作を柄本 明、
木谷実を仁科 貴、
橋本宇太郎を大森南明、
喜多文子を松坂慶子、
呉清源の妻となる中原和子を伊藤 歩


囲碁フアンにはぜひとも見ていただきたい作品である。